尿検査とは?

尿検査とは、一般的に行われる検査の中で中心となる検査で、尿中の各種細胞、蛋白、糖などによって体の基本情報を調べる検査のことです。

血液によって体中に運ばれてきた不要物が、腎臓の機能によって余分な水分とともに排出されたものが尿なのです。体のどこかに異常がある場合には、本来排出されるべきものが排出されていなかったり、逆に排出してはいけないものが尿に混じってしまうことがあるのです。

そもそも尿検査の目的は、腎臓や尿路の疾患を発見することなのですが、このような事から他の器官の機能や状態も知ることができるのです。具体的に挙げてみると、悪性腫瘍・骨髄腫・糖尿病・膠原病・肝臓病・腎臓や膀胱の異常などを発見する手がかりとなります。

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尿検査を受ける場合の注意点

尿検査により、尿は体の様々な情報を提供してくれます。通常は尿検査を受ける場合には、尿コップにそのまま採尿するように指示されるのですが、蓄尿・時間尿・早朝尿・中間尿などの採尿法を行うように指示される場合もあります。このように検査目的によって採尿法が異なることも少なくないので、指示された通りに採尿するようにしましょう。不明な点がある時は、遠慮せずに医療スタッフに質問することをお勧めします。

尿に血液が混入してしまいやすい整理中は、尿検査を指示された時や尿提出時に担当医・医療スタッフなどに、整理中であることを伝えてください。また排尿直後で尿がとれない時は、水などの水分を飲用して、30分程度待ってから再度採尿してみてください。尿検査に使用する尿の量は、尿検査の種類にもよりますが、大体尿コップに2~3cm(20cc程度)あれば足ります。尿の量が少ないからといって、水を足すようなことはしないようにしましょう。

尿の濃さは、水分の摂取量や汗のかき具合いなどで変わり、尿が濃い時と薄い時とでは蛋白質やブドウ糖の濃度も変わってくるので、このことが尿検査においての欠点と言えます。24時間蓄尿や時間尿が指示されるのはこのような理由からで, 単位時間あたりの各種成分の全排泄量を求める目的で行われるのです。

採尿を指示された時に、誤って尿をこぼしてしまった場合には、必ずも申し出でください。このような場合は検査が無意味になるだけではなく、医師の誤った判断を招く恐れもあるので、気をつけて採尿するように心がけましょう。

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尿検査の目的

尿検査の目的は、全身の状態を把握することと、腎臓・泌尿器系臓器の状態を把握するという2つが主となっています。尿検査は血液検査などと比べると、自然に排出されたものを検査するので、苦痛を伴わない非侵襲的な検査であり、このことが尿検査の最大の利点とも言えます。

尿は血液の状態を間接的に反映しているのですが、尿検査の感度は血液検査に比べると劣ります。

肝臓疾患によって血液中のビリルビンが上昇した場合を例にしてみますと、尿にビリルビンが排出されることによって尿が濃い黄土色を呈する場合があります。この場合には、顔色や白目の色に変化が現れるよりも早い段階で尿にビリルビンが検出されるのですが、これは先に血液中ビリルビンが上昇したことによる結果として現れたものです。これは尿中のビリルビンよりも、血液中ビリルビンの方が先に上昇しているということで、このようなことから全身状態を把握するということに関しては、血液検査よりも劣るのです。

腎臓・泌尿器系の疾患では尿に最初に変化が現れる物や、 また尿にしか変化が現れない物があるので、決して尿検査の質が悪い訳ではないので誤解しないようにしてください。例を挙げますと、腎臓疾患の初期に尿中蛋白や顕微鏡学血尿が出現して、 その後病気が進行した後に血中のクレアチニンや尿素等が上昇してきます。また血尿や尿路結石による結晶成分、膀胱腫瘍における腫瘍細胞出現などが代表的です。 

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蛋白尿について

尿は血液中の老廃物を流し出すのですが、蛋白の一部も肝臓で濾過されて尿の中に出てくることがあります。普通は、蛋白はまた吸収されて血液に戻るという循環機能があるのですが、腎臓などに問題が発生すると蛋白がそのまま尿に混入してしまいます。このような現象を蛋白尿と言います。

蛋白尿の原因は大きく二つに分けられ、まず病的蛋白尿が挙げられます。「尿細管、下部尿路、前立腺などからの過剰分泌」、「体内での蛋白の過剰生成」、「腎臓からの蛋白のろ過の再吸収障害」などが病的尿蛋白とされています。

次に物理的な問題としての蛋白尿があり、背骨が前方に曲がって腎臓の血管を圧迫することによって蛋白尿になる場合もあります。また限度を超えた運動の後や入浴後、暴飲暴食をした後などにも蛋白尿が出る可能性があります。

女性の場合は、便秘状態が長く続いた時などにも蛋白尿が出やすいと言われていて、妊娠中や生理前にも蛋白尿が出る可能性が高いとされています。

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